「…痛…っ」 あたしはどうやら、残りの二人にお腹を蹴られているみたいだ。 普通、ここまでする? たかが双子で。 そうぼんやりと思っていると—――急に痛みがやんだ。 急に腕も解放され、あたしは倒れこむ。 あたしの首が物のように持ち上げられる。 目の前にはあの茶髪さん。 そして、茶髪さんは放った。 「あんたが二人ともう関わらないっていうならこのまま解放してあげる」 と。