『…やっぱやーめた』 ほっ。 よかったよかった。思い直してくれた。 あーよかった、と安心する。 でも、こんなことで許してくれるような双子じゃない、ということをあたしは忘れていた。 なんてったって奴らは、悪魔だから。 二人の口がゆるりと弧を描く。 そして―——―― 『やっぱりお前のうちでめし食べる』 …………え。