「飼い主って……やっぱりそういう関係ってことじゃない!許せないわ!」
どういう関係だよ、と軽くツッコミを入れておいた。もちろん心の中で。
「あんたたち!出てきなさい!」
「「「「「「「ハッ!!」」」」」」
『は?』
どこからともなく出てきたたくさんの兵士たちに、あたし達3人はそろって間抜けな声を出す。
「こいつらを捕らえて、打ち首にしておしまい!」
「「「「「「合点承知の助!」」」」」」
何その掛け声。とツッコみをあたしが入れる、前に。
「…え、ちょっと!」
兵士たちがこちらに向かって、まさかの突進をしてきた。

