「っ、」
怖々と音のした方を見る。
すると。
「……………………誰よ。この女」
物凄く不機嫌そうな声が、そこから聞こえてきた。
や、やややややややヤバいヤバいヤバい!!!
「えっ……と……」
「まさか…まさかあたしのメール無視してその女と仲良くしてたんじゃないでしょうね!!」
わなわなと憤怒の表情であたしを見る女王様。怒りで顔が真っ赤になっている。
「……っ、」
なんで色気猫…いや、トウマか?は、何も言ってくれないの!?
女王にばれないようにちらっとトウマの顔を盗み見た。
「………ぷ、ぶふっ…、」
「…………」
貴様。
コイツ……コイツあろうことか笑ってやがる。

