「……………」 「つまりだ、ブス」 「それ定着させないでね、絶対させないでね。何?」 「オマエを女王のとこまで連れてってやるよ、俺たちが」 「えっ、ホント!?」 「ああ」 マジか、こいつら嫌な奴らだとばかり思ってたけど!意外といい奴らじゃん! ぱっと目を輝かせたあたしに、金髪ざ、間違った、金髪猫は言った。 「俺らが出すクイズに答えられたら、な」 「…………」 「さーどーする?」 「……」 ただではダメ、らしい。 でも。 「……………分かった」 帰れないなんて、絶対やだ。