「…………………」
え、待って。
あたし自身が帰る場所分からなかったら……帰れないよね。
いつまでもこんなおかしな所にいたらあたしの人生終了する。
「……ま、アイツんとこいきゃぁ分かるんじゃね?オマエの帰る場所」
「あー、そーかもね~」
「っ、アイツって誰?!」
ずいっと木の方向に顔を近づける。奴ら、あたしと喋ってる間に下に降りてきてたのか、距離が少し、縮まっていた。
「そりゃ~、一人しかいないでしょ~」
「え」
『ジョオウサマ、だよ』
……じょおう、さま。
「女王様!?」
『そーそー』
…………ふん。
さも当然、というようにあたしを見下ろす二匹?を、あたしは冷たく見ていた。
……おとぎ話じゃあるまいし。
「……嘘言わないで」
「嘘じゃねえよ~?」
「そうだぞブス。オマエ、顔ブスで人の言うこと信じられねえ性格ブスって……モテねえぞ」
「うん。うるさい」
こんなウザくてうるさい奴らの言うことなんて信じられるか?いや。
答えは否!!

