「え、と。あなたたちは……猫?」
『そう。チェシャ猫』
「……でも、」
「そーそー、俺ら猫耳ついてるってだけなんだよね~。他ほぼ人間」
「まあでも猫なんだよ、ちっせえこと気にすんじゃねえよブス」
「ぶ、っ!」
ブスだと。
仮にもっていうか仮じゃなく初対面なんだけど!
………なんだよ、なんなんだよ。
「そっちこそ猫っていうより猿でしょ!?」
「ああ!?うっせえぞ人間!」
「アンタだって人間に近いでしょ!」
「オマエさっき猿っつっただろ、バカじゃねえの」
「あーそう、猿ってことを認めるんだ、へーえ」
「あ?じゃあオマエは、「ストップ。うるさいよーん」
「……ふん」
……ふん、とか。
あたしが言いたいわ!!

