「…誰かいませんかー?」 少しだけ声を上げた。……けど、返ってくるのは静寂。 「……誰かいませんか?」 もうちょっと大きく。……しーん。 「誰かいませんか!?」 キレ気味に。………しーん。 ……。 「あーっ、もう!!」 何なわけ!? だむだむ、足踏みをイラつきをぶつけるみたいに強くした。 …………と。 「……ぷっ、」 「!やっぱり誰かいる!出てきて!」 「………」 …………。 なんか。 なんかさ。 この笑い声腹立つ。