「へへー、プレゼントですー」 「……え、ちょ、は?」 「ちなみにネックレス」 十字型をかたどったそれは、あたしにしては良い買い物ができたと思う。 「……………参った」 「へっへへ」 へなへな、頭を抱えて地面に座り込む楓弥。 ……え、何そんなに驚いたの!?と逆にこっちが驚いていると。 「ぇ、っちょ、」 ぐい、と右腕を引っ張られた。