1時間後。 少しお茶も飲み、アクセサリーショップにも行って。 「っはー、楽しかった!!」 「……女の買物ってなげぇな」 「こんなもんだよ……あ、あと」 早速、と思い鞄をごそごそ、漁る。 「楓弥、手、出して」 「………?」 不思議そうに手を出した楓弥。 よし。 ぽん、と楓弥の大きな手に比較的小さな黒い箱が乗る。 「…………は?」