「やほ~、ぶーちゃんちゃんこ」 「……こんばんは。」 「やだ~そんな冷めた目で見ないでえっちー」 そうゆるゆるであたしに言う桃真は今日も絶好調だ。 「楓弥は?」 「ほしゅー」 「ああ……」 楓弥ってすごい頭悪そうだよね。この前「みろ、丸が3個もあるぜ!」とかなんとか言って3つ0点っていうテストあったし。 「ちなみに俺は学年5位~」 「え、すご」 「よゆー」 ブイッとピースサインを出して余裕綽々の笑みであたしを見上げる。双子でこうも違うのだろうか。