「油断、すんじゃねえぞ。他の男に」 「~~~~っ、ばか!!」 ぺろり、奴が意地悪く舌を出す。 …………やっぱり。 やっぱりあたしの日常はどこか非日常だ。 「……仕返し」 ちゅ、と軽くほっぺにだけだけど。奴は案の定。 「……!は、何、…は!?」 「………ぷ、ぶふっ、すごい驚いてる」 だけど。 「……てめえ、」 「ぷぷっ、」 こんな毎日もまあありかもしれない、と思ったのはあたしだけの秘密。 この3秒後に奴が怒るんだけど、それはまた別の話。 *デビル双子にいじられてます。終*