足がもつれて転びそうになる。…でも校舎は出た。 奴はもう、自転車を出発させようとしてる。 もう走るだけでは間に合わない。 ぎゅっと手を握りしめる。 よし。 すぅっと息を吸って胸を張る。 そして。 「待てっつってんでしょ金髪ザルッッッッッッ!!!」