「じゃあさー、おれ、役決めたい」 まだにやにやしてるふうやくん。 うーん、なんか嫌なよかんがする。 そんなことを考えてるうちに―――― 「じゃ、ブスはあれな、ぶた」 ぶ…ぶた? そんなのおままごとに必要だったっけ。ていうかブスってまた言われた。 「で、おれは王子でとーまは第二王子」 なんで自分だけ人間じゃないんだろう、とは考えるスキもなく、砂場に連行され。 あっという間にあたしはいじられの対象となった。