ううん、桃真がこんなに機嫌が悪いのも久しぶりだし、何すればいいか分かんないし、このハンバーガーマスタードかかってるしいいいぃぃぃ!!! 何とか喋ろうとした時。 「………オイ、兄貴」 隣の金髪から声が聞こえた。 「何に怒ってんのか知らねえけどな、空気が重いんだよ、怒るならうじうじしてねーで言葉ではっきり怒鳴るかなんかしやがれ」 「…………じゃあ言わせてもらうけど」 ぴき、と桃真が明らかにイラッとした顔をした。 そして。