……。 こういう場面であたしは思い出してしまう。 双子の事を。 桃真も楓弥も最近なにか、おかしいんだ。 例えば王様ゲームのときも、今日も。 思い出すだけで顔が熱い。 あの後あたしが普通に二人と接することが出来たのは、双子が“普通”だったからだ。 ……本当になんだったんだろう。あの時間は。 からかっていただけなんだろうか。 うーんうーんと頭を捻ったところで答えは出てこない。 ……うん! やっぱり深く考えるのはよそう。 考えすぎると頭痛いしね! ……と、自己完結させて眠りについた。