その後も色々色々言われながらホテルへと向かう。改めて思うけどもうホントにこれ遠足じゃないよね。ホテルって。 10分くらいあたしが双子の悪口に耐え、そろそろ本気でバリカンを買ってこようかと思ったとき。 「あ、ここですね、」 「え?……あ、」 「けっこー豪華だね~」 もう皆は着いてそれぞれの部屋に行っているようで、あたし達4人だけが先生の点呼を受ける。 「はぁい、桃真くんたちの班だね☆よしッ、点呼終了☆」 ……今日も先生はいつも通りだった。