「大丈夫ですか、どこも怪我とか、」 「大丈夫だよー自販機行っただけだし」 「ナンパされてたけど」 それは関係ないじゃん。 「っそうなんですか!凄いです!」 「えへへー」 「ドヤ顔すんなハゲ。炙るぞ」 「何を言ってるの?」 禿げてないから。っていうか炙るってなに。 イライラしていると、楓ちゃんがあ、と呟く。 「…もしかしたらもうホテル行った方がいいかもしれません」 「…あ、え、もうこんな時間。行こ、二人とも」 「テメーに指図されなくても行く」 「激しく同感」 「お前らこそハゲ散らせ」