「っ離れて」 「やだっつってんだろ。……つうか、離れろ離れろ言いながらその顔は何だよ」 ふ、とあたしの頬に触れ、そのままさらりと撫でる。 …………だから、そういうことをするなって言ってるのに。 変な勘違いが発生してしまうのに。 楓弥はやめようとはしない。 頬から髪に右手が移動しふわふわと撫でる。 …………危ない。 自分でも力が抜けているのが分かる。