デビル双子にいじられてます。

「最っ悪……」





「なーにが最悪だって？ぶーちゃん」








………その声を聞いたとき。










あたしの高校生活終わった、と確信した。











「………………………楓弥………だよね」







信じたくないけれど。でもこの意地悪い声は絶対そうだ。







「信じられねーなら見てみろや」








その言葉を聞いて初めてちらりと少しだけ、楓弥を見た。













「………え、」











そこには、にやにやとした口。企んでるような目。何も変わっていない楓弥がそこにいた。













……ある箇所以外は。