* * * 「……お、おい不細工」 は? 10分後。 桃真が一旦トイレでいなくなり、ずずーっとお茶を飲んでいた時だった。 楓弥が…なんかそわそわしてる。気持ち悪っ。 「…な、何?」 若干引き気味になってしまったのは否めないだろう。無理もない。 なんか楓弥がキモイ。 「テメー、…兄貴になんかされたのかよ」 「は?」 そわそわしながら聞いてくる楓弥。え、そんなこと気になってたの?