仮初めの愛にさよならを

「まいどあり~」


さてこのリンゴをどうしようか。

そのまま切るのもいい、アップルパイにしても極上、それとも他に食べる方法があるか。

…と思案しているといつの間にか私の家についていた。


はるか空にそびえる城。白亜の壁に赤いレンガを基調とした作り。
門の前には見張りの兵士。

―そう、私の家はこの国の王が住む城なのだ。