◆
次の日の昼休み。
給食を食べ終わると、廊下に面した窓にギャラリーがどんどん増えていく。
朝からずっとこんな調子。
噂が広がったのか、色んな学年、クラスからあたしを見に来てるらしい。
野次馬の7割は男子だ。
「藤村ぁ。お前は上野のパンダか?」
ちょっと引きぎみで、隣の島田光太郎が言う。
なんであたしのせい、みたいに言われなきゃなんないの。
「上野動物園、行ったことあんの?」
「ねーよ。ねーけどこんな感じだろ?」
「だから言ったじゃん。あたしは黙っててもこうなる運命なの」
「みんな趣味わりーんだなあ」
「ちょっと! それどう意味!?」
次の日の昼休み。
給食を食べ終わると、廊下に面した窓にギャラリーがどんどん増えていく。
朝からずっとこんな調子。
噂が広がったのか、色んな学年、クラスからあたしを見に来てるらしい。
野次馬の7割は男子だ。
「藤村ぁ。お前は上野のパンダか?」
ちょっと引きぎみで、隣の島田光太郎が言う。
なんであたしのせい、みたいに言われなきゃなんないの。
「上野動物園、行ったことあんの?」
「ねーよ。ねーけどこんな感じだろ?」
「だから言ったじゃん。あたしは黙っててもこうなる運命なの」
「みんな趣味わりーんだなあ」
「ちょっと! それどう意味!?」


