泣き方が豪快だね美奈子ちゃん。
子どもらしくていいんじゃない?
悪いけど、あたしなぐさめるとかできないから。
苦手だし、そういうの向いてないし。
あたしの役目はこれで終わり。
あとは子ども同士でなんとかしなさい。
「藤村の姉ちゃん、美人だけどこわっ」
「あの美奈子ちゃんを泣かせるなんて……」
まだ小声で囁きあってる真子のクラスメイトたち。
ついでに呆然としてるメガネ先生も睨んで、あたしは入り口の前で振り返った。
「美奈子ちゃんと一緒になって、真子をいじめた子他にもいんでしょ!?」
ぎくっとしたように、
何人かの女の子が肩を跳ねさせた。
わかりやすっ。
「言っておくけど、真子はマジで可愛いから! 月曜日、真子が学校来たら、あんたたち絶対あの子のことブサイクなんて言えないんだからね! わかった!?」


