「目の大きさも、まつげの長さも、鼻の高さも、唇のつやつや感も、髪の柔らかさも、スタイルの良さも。あたしの足元にも及ばないじゃん」
足元っていうか、なんて言うの?
もう次元がちがうって言うかね?
「な、な……ん」
「勘ちがいにもほどがあるって言うか。化粧濃過ぎ。つけまとったらどんな目してんの? ってゆーかそのピンクの服超ダサい。芸人のおばさんでいるよね、そういうピンク着てんの」
「ひ、ひど……」
「ひどいって何が? 冗談ですけど? 真子にも冗談言ったんだよね? じゃああたしがあんたにどんな冗談言っても別に問題ないよね」
ま、冗談って言っても言ってることは事実だけど。
とどめを刺したら、美奈子ちゃんはとうとう泣きだした。
でも声はあげない。
目からぼろぼろ涙を流して、歯をくいしばってる。
ちょっと言い過ぎたかな……なんてあたしが思うわけないじゃん。
プライドの高さだけは尊敬するわ。
「いじめっ子の美奈子ちゃん。あんた宇野くんのこと好きなんでしょ」


