いままで親とか周りにお姫様扱いされてきたんだろうけどさ。
甘いよ美奈子ちゃん。
甘過ぎて吐きそ。
「あのさあ。美奈子ちゃん、あんたもしかして自分が可愛いって思ってる?」
「……は?」
「自分が誰よりも可愛くて、美少女で、いちばんで、自分の可愛さに勝てる奴なんかいないとか思ってるよね」
あたしは腕をくんで、
にんまり笑ってやった。
前に映画で観た、超セクシーなダークヒロインをイメージして。
「その程度の顔で、ウケるんだけど」
「な……っ!」
美奈子ちゃんの顔が真っ赤になる。
怒りと、恥ずかしさ。
きっとバカにされたことなんてないんだろうね。
プライド高そうだもん。
でも悪いけど、あんたの伸びきったその鼻へし折ってやる。
二度と伸びないようにね。


