「ちなみにさあ。沙弥の志望校ってどんなとこ?」
「藤嶺女学院ていう女子校だよ。この辺じゃ藤女って呼ばれてる。歴史があってお嬢様が多い進学校だね」
「女子校かあ……」
いままでは、女子校なんてありえないと思ってた。
女子につまはじきにされ続けてきたから、わざわざ敵だらけの学校なんて目指すわけない。
でも、
あたしがつまはじきにされ続けてきた理由はあたしが可愛くてモテ過ぎるから。
それなら、男子がひとりもいない女子校に入ったら何も問題起きないんじゃない?
女子校、アリかも!
「ねぇ小津くん! その藤女って頭イイの? ランクは?」
「ランクは限りなくAに近いBかな」
「はい、却下~」
そんなのムリ。
沙弥ってそこまで頭イイんだ。
同じ高校なんて絶対ムリじゃん。


