それでも私は、この状況にむしろホッとしていた。
これ以上色々聞かれなくてすむ。

そう思ったら、身体の力が抜けた。


「これに懲りたら、お兄さんにキツくやめろって言っとくことだね。」


佑斗が他の女子のもとへ行ってから、絵里がボソッと呟いた。


冷静に考えたら、アイツがすべて悪いじゃない。
そうだよ……っ!
アイツのせいでこの最悪な状況ができあがっているわけであって、私は悪くない。


少しでも優しいなんて思った私がバカみたい…っ!!


帰ったら絶対文句言ってやるんだから…!!


そう心に決め、私は今日の授業に臨んだのだった───