純白の雪~心を奪ったあなた~

『誰だ?』


「えっ?」

そこには狼がいた


月の光で輝く綺麗な目

寒い風でなびく銀色の毛

そして輝く首輪


『名は…なんと言う』



「あ…あ、白雪といいます…」



『…城には行くな。』



「へ?あ!ちょっと!」

それだけ言い残してまた夜の森へと消えていった