シャンデリアの光が女の人たちのドレスに反射してまぶしいぐらい にぎやかな会場だった 「わぁ!すごい!」 これだけで十分だった 男の人と踊る気もなかったし 見るだけでよかったそれなのに 「こちらへ来てください」 「え…いや、もう帰りますんで」 「命令なので。」 「いやです。」 頑固に断り続けると 家来らしき人は私の口をハンカチでふさぎ 眠らせた