あぁ恥ずかしい!!

なんで寝てもうたんやっ!完全に悪目立ちパターンだぞ!

あ!隣の男子に謝らんと!

『あの〜…』

『何?』

爽やかイケメン 運動できそう。じゃなくて、

『さっきは起こしてくれておおきにな。ホンマ助かったで。感謝しとるわ。えっと名前聞いてもええ?』

『どういたしまして。桜庭恭介だよ』

『桜庭君ね。ホンマおおきに!』

ちょっと桜庭君と話してると、自己紹介が終わったらしく、

『じゃ、次委員会決めるぞー』

委員会かまぁ入らなくていいか。面倒だし。
『まず学級委員!立候補!』

いやいや、誰も挙げるわけあらへんやろ!……多分そんな気持ちが顔に出てしまったんやろ。先生はその顔を見逃さなかった。

『じゃ、女子の学級委員は佐野!』
『何でてすか!?』
『ったりめぇだ!自己紹介寝てたんだからな!じゃ次男子!全員俺とジャンケンしろ!負けた奴学級委員!いくぞ!ジャンケンポン!!!』

何度ジャンケンをした末、学級委員は
『じゃ男子の学級委員は桜庭!』

パチパチと拍手がなる。全然嬉しない。
はぁ、最悪や。

『言い忘れたけど学級委員は文化祭実行委員と掛け持ちだかんな』

『はぁぁぁ!!!??どないなっとんねん!どうゆうことや?』

『だからァ、文化祭実行委員は文化祭の時しか仕事が無いんだよ。だから学級委員と掛け持ち』

ホンマどないなっとんねん、この学校。

そうこうしてたら、委員会決めは終わったらしく、今日は解散になった。



なったが!!!委員会がある。あたしのクラスの委員を書くらしい。学級委員が。

誰もおらんくなった教室。桜庭君と二人。

『まぁ、とりあえずやろうか』
桜庭君の声で始まった。