ムーンウォッチャーズ

「ねぇ・・・桃達さ、これから毎日、夜にはお月様を見ない?

お月様見て『見てる?みんな見てる?』ってお月様に話しかけるの。


そしたらさ、皆お月様見てるから、きっとお月様を伝わって、返事が返ってくるよ!」


可愛く笑った桃ちゃん。





「・・・・・・いいかも、な。」


最初に頷いたのは、大輔。

『そんなのありえねぇよ!』って吐き捨てそうなのに。




大輔は、真っ直ぐに月を見て、言った。


「そしたら俺たち、月によって繋がってるんだろ?

あいつらも今日月見てるって思えるんだろ?


・・・いいじゃん、それ。」




その言葉に、胸が詰まった。


大輔の声は、真剣そのもので、冗談なんかじゃなかった。





「ふふ。そうだね。じゃあ、これから毎日、夜には月を見よう♪」


優しく言ったのは静ちゃん。



「そうだね。」


ゆー君が微笑みながら頷く。



「俺も見るぞ!」


琉希も勢い込んで頷いた。