「やばいやばいやっばーい!」 「かっこよすぎたー♪」 「涙止まらん〜」 興奮さめやらぬ3人。 真子はスタートから泣いている。 それが今のように号泣に変わったのは、RENとハイタッチが出来たからだろう。 「陽菜、どうだった?」 するとゆりえがあたしの顔を覗き込む。 「──……った」 「え?なに?」 「ファンに、なった…」 そう呟いたあたしに、叫び声を上げた3人が勢いよく抱き着いた。