「ちょっ…、蓮くん…」 「きゃー!蓮さん可愛い!」 「ヤキモキだよね〜♪」 「陽菜、呼んであげなよー!」 あぁ…。 3人は、もう完全に蓮くんの虜だ……。 それからもワイワイ盛り上がる4人をよそに あたしは片付けを始めた。 料理も喜んでもらえたし、蓮くんに会わせることも出来たし。 満足しながら時計を見れば、もう夕方近くなっていた。 お昼に来たのに、もうこんな時間か…。 流しに食器を置きながら心の中で呟いた。