「あの、みんな」 間に挟まれていたあたしは、ひょっこり顔を出すように声をかけた。 「ん?」 「予定合えば、会える、よ?」 そう言ったあたしは、次の瞬間にはガクガクと肩を揺らされ 「いつ?」「どこで?」「何時?」と質問攻めに遭っていた。 「向かいに、いるから…」 3人からの攻撃が止まったのは、あたしが次の言葉を発してからだった。 「向か、い…?」 目が点になる3人を代表して佳奈が尋ねた。 「うん…。この部屋の、向かい…」 そう言った瞬間、立ち上がりそうになる真子を慌てて取り押さえる。