そして、今日。 「マジで行く気…?」 まだ車に乗ろうとしない麻人。 「ほら!出発するわよ〜」 「麻人さん、乗ってください」 涼太君が麻人の腕を掴み、自分の隣りに座らせる。 運転は勿論、免許を持っているリンさん。…で、助手席に私。 私の後ろには麻人と、その横に涼太君が座っている。 「よーし!レッツラゴー!!」 いつになくテンションが高いリンさん。 何が起こるかわからないけど、凄くワクワクする。