それから希の家に行った
両親も瑞希くんたちもいなくて

二人だった
希の部屋に行くといきなり

抱きついてきた希


「え…希!?」


「大好きすぎて…ヤバいんだけど?」


「うん…私も…」

「あのさ……」


体を離してそう言った


「うん?」



「美希の初めて俺にしてくれないかな?」


「え…」


「もし…美希が他に好きな人が出来て……

俺たちが別れても……

美希がその人と結ばれたとしても

俺を思い出してほしいんだ


って我が儘か」


そう言って髪を触って

クシャとした希に


「希以外を好きになんてならないよ。」


「え…?」

「…良いよ」



「後悔しない?」


そうして私たちは





甘い一時を過ごした