部屋に戻ったが やっぱり空気が重い。 さっきの話を聞いたせいで 別の意味で神と顔を合わせる事が 出来なかった。 『何俯いてんだよ?』 神が隣に座る。 少し沈むベッド……。 「何で神、怪我したの?」 あの話を聞く限りでは そこがあやふやだった。 『あぁ、あの時 自分が映る鏡が不思議で ずっと鏡をいじってたらしいぞ』 だから…。 納得した私はまた神の首筋を見る。