意地でも手を離そうと しないから、仕方なく ベッドに寝かしてその横に座った。 『何で来てくれたの?』 目を閉じたままの神に 私は朝見たカップルの話をした。 『そっか』 「きっと神もこうすると思ったんだ」 神を見ると視線が合う。 「だから私も来たんだよ」 バッと布団を頭まで被る神。 もごもごしてて よく聞き取れなかったけど 『ありがとう』 そう言ってくれた。