蒼那の事は同じクラスになり始めた頃から
気になっていた。


いつもイジメられてるのに、全く辛い表情を
見せたことのないあいつに惹かれていた。


俺よりもアイツは強い。


けれど、俺は幸せになってもいいのだろうか。


俺は、幸せになっていい存在なのだろうか。


とー、

「ごふぉっ、ごふぉっっ!!」


目の前でハンバーガーを豪快に食べて咽ている蒼那が居た。


神様。そして雪亜。


俺に、少しだけ。


ほんの0,00001%の