「運んだのは私じゃないよ?ホラ。えーあーっと
クラスの男子…名前が、うーんっと」


「誰??」


愛奈が天井を見上げて必死にその男子生徒の
名前を思い出そうとしている。


そのうち愛奈はあっ!といって私の方をびしっ、と向いた。