「ハア!?あんたの苗字になんて覚えがあるわけ…!?」


鈴奈はそこまで言って目を見開いた。


ぉ?気づいたか?


私はなおも笑いを堪えつつ鈴奈の言葉に耳を
傾ける。


「神澤…、世界一の神澤財閥…!!??」


お~鈴奈チャン正解★


私は心の中で正解を伝えて鈴奈に言う。


「正解です。月鈴奈様。」



あ。なんか鈴奈の顔色が悪いね。


大丈夫かな。