そして次の日。 奏大は昨日と同様に、花菜のことを抱き締めて寝ていた。 すると、腕の中でモゾモゾと動いているような気がして、奏大は目を覚ました。 「…どうした?」 「あっ、起こしちゃいましたか?」 「いや、大丈夫だ」 「今日が楽しみすぎて、早く目が覚めちゃいました」 「そうか…」 奏大はほんの少し微笑むと、そのまま花菜を抱き締め、また眠ってしまった。