そんな奏大の考えを、母である瑞穂は、 「ただの独占欲でしょ?早く花菜さんを独り占めしたいんだわ」 と、その言葉で片付けてしまった。 勿論、その自覚がある奏大は、何が悪いんだというような表情で、瑞穂の事を見ていた。 そんな母と息子のやり取りを、その場にいた全員が笑いを堪えながら見ていた。