「奏大さん、何笑っているんですか?」 「…笑っていたか?」 「いえ、あまり表情は変わっていませんでしたが、口角がちょっと上がってたので、笑ってるなぁって思って…」 「…そうか…」 「あっ、また笑った」 「…悪い」 「そんな!全然悪くないですよ。奏大さんのちょっとした表情の変化が見れて嬉しいです」 「……」 奏大は花菜の言葉に照れて、手で顔を隠した。 そんな奏大の一面を、花菜はとても喜んでいた。 それから2人は色々買い物を済ませ、レストランで休憩をしていた。