「着いたぞ」 「運転ありがとうございました」 「先ずは今日目的の物から見に行くか」 「はい」 2人は車から降りると、当たり前のように手を繋いだ。 出掛ける、イコール手を繋ぐという図式が、どうやら先週のデートで出来たようだった。 目的地であるショップに着くと、花菜は悩み始めた。 そんな花菜の様子を、奏大は微笑みながら見ていた。