「開けんの遅すぎ」 「……うん」 ドアを開けた先で、いつものようにむすっとした顔で、涼しい顔をしているきみが。 けれど、来ている服には汗が染みていて、一生懸命来てくれたのだと、分かった。 私は、震える手を押さえながら、自分の携帯の画面をゆっくり、きみの顔の前に出した。