意を決して…皆の席に向かって歩き出す…

「うわぁーーーー音ちゃん…凄ーーーい変身ぶりだね!」

龍之介さんから感嘆詞を交えた感想を頂きました

「ホント可愛くなりましたね…」航輝さん…優しい言葉をありがとう

「・・・・・・」

新之介さんは何も言ってくれなかった…

「あははーーどうした新之介
音ちゃんが可愛くなり過ぎて…声も掛けられないか?」

龍之介さんにからかわれ…顔を真っ赤にする新之介さん

私の顔も同じく真っ赤だ…

「もうホント参った‼前から可愛いって分かってたけど…
もうホント無理…直視できない」

「なに…どさくさに紛れて公開告白?」

龍之介さんが余計な事ばかり言うから私も新之介さんの顔を見れず俯いた

「そーだよ悪いかよ‼このまま大学とか行かれたら…
もう俺…心配で心臓もたないから


「白川音子さん…変身してから言っても信じてもらえないかも知れないけど…

初めて会った時から気になってて…
そして好きになりました

大切にします…
俺と付き合って下さい」

事の成り行きを周囲の人々も注目している!

全く想定外の告白に頭がパニックで返事が出来ない…

そこに佳乃が助け舟を出してくれた

「シン君が今回の変身計画を後押ししてくれたんだよ!

音に自信を付けさせてあげたいって…

だから私たちはシン君が音の見た目に惚れた訳じゃないって知ってるの

音もシン君のこと気になってたよね?」


「松田さんは佳乃ことが気になってたのかな…だもんね?」
龍之介さんが私の独り言をウインクしながら皆様に披露してしまいました…