気持ちが怯まないうちに言いたいことを伝えようと言葉を続ける


「いつまでも3人で彼女の面倒を見れる訳じゃないよね?彼女が本来の姿になったら

いろいろ状況も変わってきて戸惑う場面に遭遇するかも知れない

でも君たちと一緒ならきっと上手く対応して行けると信じているから…

実は君たちも気付いているんだろう?

音ちゃんは…

君たち3人が男から崇められ、ちやほやされるのを

嬉しそうに少し離れた場所から眺めている

でもどこか寂しそうに見つめていることに…

自分は男から興味を持たれる対象外だと思い込んでるから…

俺が音ちゃんのこと知りたいと話したら

『私のことはお気遣い頂かなくて結構ですよ』って言われたし…」


佳乃ちゃんは俺の話しに真剣に耳を傾けてくれている


「俺は彼女に自信を持たせてやりたい…

彼女の魅力にいち早く気付けた俺が外堀固めてから変身してくれたら…

なんて都合の良いこと考えない訳でもないけどさぁ

俺の勝手な願望だから…

俺に興味を持って貰えるようにアプローチしてみるよ」


「シン君…おめでとう合格…
少なくとも私はコンタクトにOK出してもイイと思ってる

智美と優花には私が話しをしてみるから…

彼氏いない歴=(イコール)年齢の音を落とすのは相当骨が折れるはずだから

頑張ってね!応援してる」

「うん 佳乃ちゃんには当然応援して貰わないと俺も頑張ったんだから…」

「どういう意味?」

「何でもない こっちの話」