そんな時のことだった。
「決めた。ウチ、産む」
美悠の澄み切った高い声が暗闇に響いた。

晴れやかな笑顔の美悠の顔が半分照らされている。

美悠の顔があたしには、マリア様みたいに輝いて見えた。

「そやけど、なんで?急に」
あたしは聞いた。

「サクラみてたら、可愛いって思ったんよ。
サクラみたいな天然ボケの女の子が生まれやったら、楽しいやろなぁ~って。
人生って、なるようになるもんやん。
そう思ってん!」


美悠は、正真正銘の大阪の女の子や。

強くてたくましい。

好っきゃで、美悠!



私の恋は・・・・・未完成のまま、朽ち果てそうやけど~~~(T.T)